「医療法人山脇会あおい矯正歯科」ウェブサイト

顎変形症や厚労省が指定する疾患の矯正治療には保険診療を実施

矯正治療は「歯並びの見た目を整えたい」「口元のコンプレックスを解消したい」といった目的で受ける方が多く、審美的な意味合いが強いです。そのため、基本的には自由診療となります。

しかし、顎変形症や厚生労働大臣が指定する疾患(口唇・口蓋裂、ダウン症候群など)については、保険を適用できるケースがあることを知っておきましょう。これらの疾患は、噛み合わせに大きな問題があることが多いです。顎関節や周辺組織が本来持っている機能を、正常に働かせるための外科手術を併用した矯正治療を実施する必要があると診断された場合に、保険診療となります。見た目の改善というよりも機能の回復が目的のため、保険が適用できるというわけです。

患者さんごとに治療法は異なりますが、あおい矯正歯科の場合は、基本的に顎変形症の手術の前後に矯正治療を実施しています。ほかの病気が隠れていないかどうか徹底的にチェックするために、オペ時は全身麻酔をかけるのが特徴です。

手術時間の目安は2時間以上、入院期間は10日から2週間程度を見ておきましょう。術後しばらくは口を開けにくい状態ですので、無理に開けないでください。また、顎の骨が安定するまでは硬い食事は避け、やわらかい食べ物を中心に摂ることが推奨されています。

退院後は提携している口腔外科への通院が必要ですので、指示に従ってください。術後1~2ヶ月ほど経過してから術後の矯正治療を開始するのが、基本的な流れです。